ラ・ヴィータは高知の老舗電気事業社が手掛けるウェディング事業で、地元密着の親身な姿勢でパートナー企業からの信頼も厚い企業です。
いつ通知が来るかとスマホを手放せなかったLINE対応から、情報共有の一括化、効率化を実現するブライズノートへの転換は成功したのか、導入と活用についてお話を伺いました。
ではまず、ラ・ヴィータの事業内容とサービスの特徴を教えてください。
ラ・ヴィータはウェディング事業とレストランの運営、レンタルホール事業などを行っています。
ラ・ヴィータの母体は、電気設備・省エネ関連事業を手掛ける宮地電機で、宮地電機株式会社の生活文化営業部がウェディング事業を展開しています。
ウェディング事業を始めたのは、故二代目社長で、現在の社長は三代目となります。
なぜ電気事業社がウェディングを?と思われるかもしれませんが、弊社が地元高知の文化発信地になれたら、というコンセプトがあり、文化の一つとしてウェディングを選んだと聞いております。
地元密着で、ラ・ヴィータ(イタリア語で人生)の名の通り、お客様の人生に寄り添うようなおもてなしをモットーとしています。
宮本さんから見て、貴社や今のブライダル業界が抱える課題は何だと思いますか。
高知のブライダル業界全体としては、コロナ明けでもブライダルに活気が戻ってこないというのは由々しき問題ととらえています。
結婚する若者が減っているのは全国的な傾向かと思いますが、高知は小さな街なので特に挙式をする若者が少なくなったように感じます。
これに伴って、周辺の大手競合他社さんと少ないパイを奪い合っているという感触もあります。
弊社の課題としては、「業務効率化によるスタッフのパフォーマンス向上」があります。限られた人員で、業務は煩雑化しています。情報伝達の間違いを減らすなどの基本的なことを、個人の力量に任せるのではなく全スタッフが同じように遂行できれば、解決の糸口が見えてくるのではと考えています。
では、次にブライズノートを知ったきっかけを教えてください。サービスを知ってどのような印象を持ちましたか。
確か、SNS広告でブライズノートを見たと記憶しています。「ノー残業デーをお楽しみください」、「ウェディングプランナーの残業を減らすDXツール」という言葉を見て、これは私達が求めているツールなのでは、という印象を持ちました。
弊社では、社用携帯のLINEを使ってお客様とコミュニケーションをとっているのですが、繁忙期はシフトが休みの日もそれこそ24時間通知が来る状態になってしまい、オンとオフの切り替えをつけるのが非常に難しい状況にありました。
そんな時にネット広告でブライズノートを知り、早速資料の申し込みをしました。
公私をしっかり分けて仕事に集中できる環境を作りたいというのは常々頭にあったので、ブライズノートを知った時には、まさに求めていたツールという印象を持ちました。
ブライズノート導入の「決め⼿」は何でしょうか。
「特別な知識がなくても使える」、「導入コストが高額ではない」という二点が決め手になりました。
SNS広告でも簡単に使えるということがアピールされていたので、アナログな業務が多いブライダル業界の人間でも使えるツールなのではないかと考えていました。
ブライズノートの導入はスムーズに行えましたか。使い始めて想定と異なっていた点はありましたか。
社内に話を通すことも含めて、すべてスムーズに行えました。
最初に部署内で打診した際、他のコーディネーターの反応は上々で「使いやすそう」という意見が多数聞かれました。
そこから上司に打診し、トントン拍子にブライズノート導入が決まっていきました。
実際にブライズノートを使われていかがでしょうか。パートナーやお客様の反応も教えてください。
弊社でブライズノートを使用しているのは3名で、今後は、育休の時短勤務から復帰するもう1名のアカウントを追加する予定ですが、全員、概ね使いこなせている感触があります。
一方で新郎新婦のお客様に対しては、LINEからブライズノートのアプリ誘導がうまくできていない現状もあります。
新規のお客様に対しては初めからブライズノートをおすすめすれば良いのですが、パートナー企業からご紹介いただいたお客様は送客口がLINEのため、LINEのやりとりがメインのまま打ち合わせが進行してしまうのです。
とはいえ、アプリ自体は、お客様がほとんどデジタル・ネイティブ世代ということもあり、すぐに使いこなしていらっしゃる印象です。「すごい!今はこんなものがあるんだ!便利ですね」と驚くお客様もいらっしゃいます。
パートナー企業も、これまでずっとLINEを使ったやりとりが主だったので、移行が難しいという課題はまだあります。
今は、ラ・ヴィータの担当をしていただくパートナー企業のプランナー3名に対してパートナー・アカウントを発行していますが、今後は提携しているお花屋さんなどにもブライズノートを使ってもらえたら利便性が高まると考えています。
機能⾯で特にご満⾜いただけている部分など、実際に利⽤したご感想がありましたら教えてください。
資料整理に関する業務効率を格段にアップできたのが満足している点です。
LINEはちょっとしたご質問やご連絡を受けるには便利ですが、資料の送受信には限界があり、管理がしにくいという面があります。
その点、ブライズノートは紙の書類を作らずにお客様と情報共有ができるので、伝達ミスやコミュニケーションエラーが生じにくく、管理しやすいシステムになっています。
LINEを残しているとコーディネーターは実質24時間営業になってしまうので、今後はチャット機能や更新通知ボタンを活用して、コーディネーターのプライベートを守る体制を構築していきたいと考えています。
今後ほしい機能や、ブライズノートに期待していることがあれば教えてください。
ブライズノートの機能をまだ充分に使いこなせていない気がするので、勉強会や活用事例セミナーなどがあったらぜひ参加したいです。
パートナー企業に対しても、勉強会や使い方教室のような機会があれば利用が広がると思いますので、ぜひお願いします。
今後、ITを活用して実現したいこと、企業として業界の中でのポジショニング、⽬指す⽅向性があれば教えてください。
高知という小さな街で、年間の挙式数も多くはないラ・ヴィータですが、「お客様の人生に寄り添って仕事をする」という姿勢で営業を続けています。
挙式数を増やすというより、一組、一組のお客様を大切に運営を続けていきたいですね。
そのためには、チームメンバーの連携強化や、スタッフのスキルアップが必要です。
ブライズノートで業務効率化をさらに推進して、プライベートや研鑽の時間を確保できる体制を作れればと考えています。
直近の目標としては、弊社の宴会事業でもブライズノートを活用したいという目標があります。
ブライズノートはブライダル事業向けのアプリですが、宴会利用に応用できる機能があります。 今想定している具体的な活用シーンを教えていただけますか。
具体的には紙ベースのイベント管理をデータ化することを、まず第一段階として考えています。
弊社は企業の宴会で多くご利用いただいているのですが、毎年紙の資料でやりとりしているので保管場所に困っています。
年に何度も宴会をセッティングしていただくクライアントも少なくないので、長年ご愛顧いただくにつれ、人の作業スペースを圧迫するくらい書類がたまってしまうんです。
ブライズノートで紙の資料をデータ化して、スムーズな業務管理体制にシフトしていけたら良いと考えています。
データ化によって、前回の発注情報をすぐ参照できる体制が作れれば、そのフレームの中でより最適なご提案をしていけるはずです。
現状では、紙の書類を作るのに工数がかかっていますが、それを業務整理できればもっと創造的なことやおもてなしのアイデアに注力できるでしょう。
そのことが結果的にお客様満足にも繋がり、さらなる事業発展の道筋も見えてくると期待しています。
再現性のあることや定型文的な業務もあるので、それはどんどん効率化して、ウェディングプランナーの根幹をなす部分、すなわちお客様の期待以上の素晴らしいサービスを提供することに注力していきたいと考えています。
トワエモア ウェディングDX化を進めていくことで、スタッフが交代で休むような体制を作ることは不可能ではないと考えています。弊社が土日に休みがとれる企業としてロールモデルになれたらと思います。
株式会社プリマベーラ ブライダル事業部部長資料整理に関する業務効率を格段にアップできたのが満足している点です。LINEはちょっとしたご質問やご連絡を受けるには便利ですが、資料の送受信には限界があり、管理がしにくいという面があります。 その点、ブライズノートは紙の書類を作らずにお客様と情報共有ができるので、伝達ミスやコミュニケーションエラーが生じにくく、管理しやすいシステムになっています。
宮地電機株式会社 生活文化営業部 ホール・レストラン課